年の暮れに喪中はがきを出したところ
先方から喪中見舞いが届く場合があります。
それは寒中見舞いのようなはがきのみの場合もありますが
お線香やお花とセットになって届く場合もあるため
お返しをどうしたらよいのか悩むところです。
今回は喪中見舞いをいただいた時のお返しやお礼状について
簡単なお礼状の文例もご紹介させていただきました。
喪中見舞いが届いたらお返しはどうする?
最近はご高齢で亡くなった場合、近親者のみの家族葬にする場合も多いでしょう。
喪中はがきで初めて亡くなったことを知ったとき
年が明けてから寒中見舞いでお悔みを申し上げる場合もありますが
年明けまで待たずに何かの形ですぐにお悔みを伝えたい。。。
と考える人も多いことでしょう。
しかし香典の形で現金などを贈るのも先方にお返しの心配をかけるし
香典返しの必要のない範囲で何かお供えできるような品物も贈りたい。
そしてそういうニーズに答えるかのように
ここ数年ほど郵便局やお線香などのメーカーが中心になって
喪中見舞い用の商品を売り出してる事情があるようですね。
香典を差し上げるほどでもない関係で
「ご愁傷様でした」というお悔みの気持ちを伝えたい場合
喪中見舞いという言葉が上手くマッチしたのでしょう。
つまり喪中見舞い自体が新しい習慣なので
頂いた場合にお返しは必要なのかと悩んでしまうわけです。
結論としては、これはいただいたものの金額次第でしょう。
金額によってはお礼状のみとか
お返しした方が良いとかそれぞれ配慮が必要ですね。
喪中見舞いにお線香やお花が届いた場合は
ひとくちにお線香やお花といってもですね
ほんとにピンキリなんですよね。
郵便局の喪中見舞いのはがきとお線香のセットとかなら
1000~2000円くらいなので品物のお返しは不要としてもいいでしょう。
また地域によってはお線香に限っていただいた場合は
お返しは不要であるとする場合も多いようです。
周辺にご親戚がいるようでしたら確認してみてください。
しかし一方でギフト関係のメーカーが出しているお線香やお花のセット
1000円くらいのもありますが上には上のグレードのものもあるわけです。
そもそもお花だとけっこう3000円くらいはしますよね。
お線香のセットだって1万円とかするものもあります。。。
たとえばこんな感じのお花とお線香のセットなども5,000円近いお値段です。
そのへんのいただいたものの値段を見極める必要はありますね。
万が一お値段の良いものをいただいた場合は
やはりそれなりのお返しをしなければなりません。
そうするといわゆる香典返しくらいの気持ちで品物を選ぶことになりますよね。
たとえば1500円~3,000円程度の品物だと、、、
お菓子などの食べ物やタオルセットなどが考えられます。
スタバのコーヒーギフトなどもコーヒー好きなおうちには良いかもです。
基本的に郵便局のような喪中見舞いのセットで贈られてくるものは
お返しの気を使わない範囲のお値段のものが多いかとは思います。
この場合は先方もお返しはいらないですよ~という心づもりですので
お礼状のみでも失礼には当たらないです。
ただしどうしてもお付き合いの事情で
お返しをしたいという場合は半返しということで
半額の金額のものにお礼状を添えてお返しするようにするといいです。
その場合は1000円程度の品物で良いかと思います。
年配のご家庭だとお菓子以外のものから選んでも。。。
このように通販だと好きな熨斗も付けてもらえますし
送り先を指定すれば配達もしてもらえるので便利ですよね。
喪中見舞いにお礼状は書くべき?
単に喪中見舞いのはがきのみでしたら特に返事などは必要ないです。
あえて出すとしたら寒中見舞いでしょうか。
お付き合いの深さによっては喪中見舞いでお気遣いいただいた旨に感謝し
寒中見舞いのはがきでその後の様子などを知らせても良いでしょう。
お返しが必要でない程度、お線香などの喪中見舞いのお供え物に対しては
何らかの無事に届いたというお知らせをかねて
電話なりお礼状なりですぐにお知らせすることは必要です。
電話連絡の取れる相手の場合なら電話でお礼を言ってもいいですね。
贈った方としては無事に受け取ってもらえたのか心配なものです。
故人の知り合いで、こちらが相手をあまり存じ上げない場合は
やはりお礼状を出した方がいいです。
その際は簡単にはがきなどでも良いですし
亡くなった時などの様子も詳しく知らせたい場合は手紙の形にしてもいいですね。
喪中見舞いのお礼状の文例・お礼状のみ
このたびは○○死去のため喪中のご挨拶を申し上げたところ
ご丁寧なお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。
早速に仏前にお供えさせていただきました。
寒さ厳しきおり、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
略儀ながら書中にてお礼申し上げさせていただきました。
敬具
喪中見舞いのお礼状の文例・お返しあり
このたびは○○死去のため喪中のご挨拶を申し上げたところ
ご丁寧なお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。
早速に仏前にお供えさせていただきました。
本日お礼代わりに心ばかりの品をお送りさせていただきました。
寒さ厳しきおり、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
敬具
先方と故人のお付き合いの程度により
亡くなった時の様子や長年のお付き合いへのお礼なども
お供物へのお礼の後に入れてもいいでしょう。
お礼状はすぐに出すのが基本的なマナーです。
長めに書きたい場合はお手紙で
短めにお礼のみの場合ははがきで出すようにしましょう。
また、親しい相手の場合は
拝啓+敬具のような「頭語」+「結語」を省略しても良いでしょう。
喪中見舞いへのお礼状についての詳しい記事はこちらも合わせてどうぞ!
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喪中見舞いが届いたらお返しは?まとめ
喪中はがきをいただいた方からの思わぬ喪中見舞い。
余り聞かない言葉ですからどうするのが良いのか戸惑ってしまいますよね。
最近の習慣とはいえ先方の気持ちはありがたいものです。
故人のためにも配慮のある対応を心がけたいものですね。
お役に立てたら嬉しいです♪