自転車を一時的に停めておいたら、戻ってみたら無くなっていることがありますよね。
例えば、駅の周りで勝手に自転車を停めるといった、はっきりとしたルール違反の場合は、仕方がありません。
でも、自分の不手際からではない場合もあるんですよね。
たとえば、有料の駐輪場や自宅の駐輪場にきちんと停めていたのに、いつの間にか自転車がどこかに移動されたり、盗まれたりして行方不明に！
その後、どこかに乗り捨てられて、不法駐車として処理されていた、なんてことも起こりえます。
そんな理不尽な状況や想定外のトラブルで、自転車を無料で取り戻す方法ってあるのでしょうか？
この記事では、自転車が撤去された時の対応策についてご紹介します！
自転車のトラブル対応と回避策！撤去されるリスクに注意しよう
自転車が撤去されることについて、不満を感じることは珍しくありません。
たとえば、正式な駐輪場に停めていた自転車が、他人のいたずらや盗難で移動され、結果的に無断駐車として撤去されてしまうことがあります。
このような場合でも、通常は道路上での駐輪と同じ扱いをされるため、どうしようもないことが多いです。
私も以前、駅前で自転車を撤去された経験があります。
撤去されると、自転車は保管所に運ばれます。
私は撤去の通知と費用を払って、自転車を取り戻しに行きました。
撤去された自転車を取り戻すには、自治体によって異なりますが、通常は2,500円から5,000円の保管料が必要です。
これは結構な出費になります。
通常は、料金を支払わないと自転車を取り戻せません。
ただし、例外として、「自転車の盗難届」が既に出されている場合はこの限りではありません。
自転車を失くしたら「自転車の盗難届」を出しておく
とにかく自転車を失くした場合は「自転車の盗難届」を出しておきましょう。
自転車が盗まれた後に放置された場合、無償で回収できます。
盗難届が出ていれば、放置された自転車の中から見つかったということで、連絡が入ります。
自動的に無料で、自転車の引き取りができます。
盗難届が出ていない場合は「本人が自転車を放置した」とみなされるので、自転車の引き取りは有料になってしまします。
つまり、この盗難届を利用すれば、自分が放置した自転車でも無料で引き取りができる？という考えが浮かびますよね。
例えば、自転車が撤去される前に盗難届を出す方法がありますが、自治体のスタッフは提出日をチェックし、自転車の撤去日と照合します。
万が一、不正が発覚したら、無料での返却はされません。
さらに、盗難届を不正に使うことは違法です。
罰金以上の問題になり、犯罪記録が残るリスクもあるので、絶対に避けましょう。
そもそも「自転車の盗難届」を出す余裕があるのなら、さっさと取りに行って欲しいです笑
自転車が撤去されたのに取りに行かないとどうなる？
撤去された自転車を回収しない場合、どうなるのでしょう？
簡単に言うと、一定期間保管された後、廃棄されます。
その保管期間はおよそ1ヶ月ですが、自治体によって違いがあります。
回収されない自転車は廃棄されることもあれば、まだ使える場合は整備されて、自治体が貸し出しや再利用を行うこともあります。
だからといって、わざと不要な自転車を放置して撤去させる行為はやめてくださいね。
自転車の撤去費用や処分費は大事な税金でまかなわれています。
自転車撤去時のチェーン切断に伴う賠償問題：対処法は？
自転車の撤去は、「自転車放置禁止区域」で主に実施されます。
これは自治体が定める自転車やバイクの路上駐輪禁止エリアで、ここで駐輪が確認されると、すぐに撤去されます。
たとえ強固なチェーンで固定されていても、チェーンカッターで撤去されます。
自転車の撤去時に切断されたチェーンに関する損害賠償の請求は、通常難しいです。
自転車を撤去する際のチェーン切断は、「撤去のために必要な手段」として自治体の規則に基づいて認められています。
そのため、チェーン錠の切断や自転車の一部が破損しても、自治体はその責任を負わず、賠償の対象とはなりません。
また、道路上での自転車駐輪は法律でも禁止されています。
たとえ短時間でも、例外は許されません。
しかし、すべての自治体で自転車の撤去が行われているわけではありません。
特に、東京23区や横浜市、大阪市、名古屋市、神戸市など人口密集地域の大きな駅周辺で、このような撤去措置が行われています。
詳細な区域は各自治体のHPで確認できますよ。
自転車を撤去されないようにするには？
自転車を撤去されないようにするには、指定の駐輪場を使う、知人の店や私有地に停めるなどの方法があります。
ただし、私有地に停める場合は自治体の管理外ですが、許可なく停めるとトラブルになることがあるので注意が必要です。
正しい場所で自転車を駐輪することが大切です。
最近は駅前やその周辺で、時間で駐輪できるスペースが増えています。
最寄り駅などで探してみて下さいね。
自転車が撤去された時に無料で返してもらうことはできる？まとめ
道路上での自転車駐輪は違法で、撤去されると料金が発生します。
もし盗難に遭っていた場合は、盗難届を出していれば無料で回収できますが、届けを偽造するのは法律違反で、犯罪記録が残るので絶対にやってはいけません。
また、持ち主が現れない自転車は、廃棄されるか、整備して自治体が再利用することもあります。
正規の駐輪場を使って、自転車が撤去されないように気をつけましょう。